2月18日(火)区民センター大ホールにて、居宅介護支援事業所・小規模多機能型居宅介護の介護支援専門員を対象とした、「ケアラー・ヤングケアラーの現状と支援の在り方」の研修会を開催しました。
講師は、北海道介護支援専門員協会会長・日本介護支援専門員協会常任理事・星槎道都大学准教授 大島康雄先生です。

主に日本におけるケアラーの現状と社会的な課題、ケアラー・ヤングケアラーの求める支援と社会的な支援の必要性について、令和7年度の制度改正やご自身のケアラー経験も交えながらお話いただきました。
講話後は、ケアラー支援で行っていること・課題と感じていることをグループ分かれて話し合いました。
「ヤングケアラーを発見するのが難しい」「サービス未利用の場合は、発見が難しい」「学校や近所からの情報提供がないと難しい」「家族全体を支援していくことが大事」「ケアラーは、ケアしている状態が当たり前だと思っているため、どのように声を掛けたらよいのかどこまで介入すべきか難しい」等々
グループワークでは盛んに意見交換が行われていました。

近年、ケアラー支援は社会的な注目を集めていますが、その取り組みにはまだ多くの課題が残されています。介護と仕事・学業の両立の難しさ、家族のプライバシーや周囲に理解されない、支援が必要であっても気づかれないことが多いのが現状です。
今後もケアラー支援についての学びを深めるため、研修を開催していきたいと思います。
大島先生、お忙しい中ありがとうございました。
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