令和1年5月27日に開設した「特別養護老人ホームあつべつ南5丁目」は開設4周年を迎え、5年目に入りました。これまで1,461日間、ずっとタスキをつないで来た介護職員をはじめ、多職種、関係各所の皆様のおかげだと感じ、感謝の想いです。
開設して約半年後、令和2年に入るとすぐに新型コロナウィルス感染症に関する報道を目にするようになり、施設でも対策がスタート、市内でも集団感染(クラスター)が発生し、クラスター発生の施設へ職員を派遣、ワクチン接種の対応、外出や面会の制限を行なうなど、振り返ると、入居者やご家族の方々、職員のコロナ対策の頑張りの3年半だったように感じます。
昨今の政情不安に伴うエネルギー価格の高騰は経営を直撃しています。介護報酬は介護保険制度により決められており、施設が自由に設定するものではありませんから、短期的な対策が難しい状況にあります。長期的な視点で考えると、いかに施設の魅力を高め「選ばれる施設になる」ことが重要です。また、人材確保についても年々厳しさを増し、他業種と取り合いです。いかに職場としての魅力を高め、採用力を高めるかが重要になります。今、働いている職員が活き活きと仕事ができる環境を整えることが、入居者の方々の幸せに繋がるとも捉えています。
南5丁目では、新型コロナウィルス感染症5類移行が見えてきた4月13日、見守り支援システム「眠りScan」を導入しました。ICT化は介護業界でも重要なテーマであり、法人内で初めての導入です。職員の業務軽減、根拠ある介護の展開、栄和会らしい個別ケアの確立に寄与するはずです。新型コロナウィルスは変わらず身近にいる状況ですから、引き続き警戒と対策を行ないながらではありますが、新体制で迎えた5年目のスタートとなりました。
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